Ora2で歯は白くならない?歯磨き粉のホワイトニング効果について歯科医が説明


歯を白くしようとホワイトニング効果がある歯磨き粉を買いたいと思われている方は多いかと思います。

「Ora2」「クリアクリーン」などに代表されるスーパーなどで買える市販の歯磨き粉のCMやパッケージをみるといかにも歯が白くなりそうに感じますが、実は全く歯を白くするどころか歯が黄ばむ原因になってしまうことをご存知でしょうか?

日本の歯磨き粉にはホワイトニング効果はありません

日本には、薬事法という厳しい法律があるため、医薬品である漂白成分の過酸化水素や過酸化尿素を配合することができません。

ですので、日本で発売されている歯磨き粉には、単に着色汚れを研磨剤によってゴシゴシ削ってとるタイプの成分しか含まれていません。

研磨剤でゴシゴシ削ってとると、もちろん表面の汚れは一旦とれてきれいになったように感じますが、表面に傷がついてしまいます。

シンクをタワシでこするようなものですね。そうするとどうなるかというと、表面に傷がついたままの状態なので、そのミクロの傷の凹凸部分にさらに着色汚れがつきやすくなってしまいます。

つまり、Ora2などの市販の歯磨き粉を使えば使う程、着色汚れがつきやすくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

市販の歯磨き粉を使うと着色しやすくなる

この悪循環をどう予防すればよいかというと、研磨剤の入っていない歯磨き粉を選ぶことです。

しかし、単に研磨剤が入っていない歯磨き粉だけだと、だんだん着色汚れが増えてきます。

もしくは、半年に1度など、定期的にホワイトニングを行なっていると、歯の白さを保つことができます。

歯を白くしたいけれど、ホワイトニングまではちょっと・・という方へ

 

歯を白くしたいけれど、ホワイトニングはちょっと面倒だし・・と思われている方は、普段の歯磨き粉をホワイトニング用の歯磨き粉に変えられるのはいかがでしょうか?

 →ホワイトニング用歯磨き粉スーパースマイル