ホワイトニングに合わせたコンポジットレジン(CR)充填の色とは?



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先日の記事で、白いプラスチックの詰め物をしている場合、ホワイトニングは可能なのかについて書いています。

この記事の中で、白いプラスチックの詰め物(コンポジットレジン)には、ホワイトニングに合わせたブリーチシェードがあるという旨を書いていますが、これについてもう少し詳しく書きたいと思います。

ホワイトニング用のブリーチシェードとは?

そもそも、歯科医院では、歯の色をみるときにシェードガイドといわれるものを使います。

シェードガイドについてはこちらの記事も参考にしてください。

シェードガイドとは、歯の色の濃いものから白い色まで順番に並べてあり、A1,A2,A2などと呼び名があります。ホワイトニングだけでなく、前歯の差し歯の色を決めるときにも使います。

日本人の平均的な色はA3といわれており、A2なら少し明るい色で、A1ならかなり白い歯です。

一般の歯科医院で使用されているシェードガイドには、実はハリウッドスターのような白さの色はありません。何故なら、ホワイトニングは近年でてきたもので、ホワイトニングをしたときのような白さの色は昔はありえなかったからです。

ですが、現在はホワイトニング用のW系統のシェードガイドが別売りで販売されています。ホワイトニングを行なうときは、このホワイトニング専用のシェードガイドも併用しながら、カウンセリングを行ないます。

(ホワイトニングに慣れていない、経験が浅い歯医者では、使用していない歯科医院もありますのでご注意下さい。)

ホワイトニングに合わせたコンポジットレジンとは?

さて、ホワイトニング用のシェードガイドがあるのに加え、ホワイトニング用の色に合わせたコンポジットレジン(CR)も存在します。

コンポジットレジンは、世界中の多くの歯科会社から発売されており、年々開発が進んでいます。毎年デンタルショーでは新商品がでてくるほどです。

大きく分けると、2つのタイプがあります。

1)日本人の平均的な歯の色に合わせた、塊で詰めてもまぁまぁきれいに見えるタイプ
(A2、A3がメインの色)

2)非常に多くの色のバリエーションがあるタイプ
 (化粧品のパレットのように、色の種類が豊富です)

このコンポジットレジンには保険治療用と自費治療用とに分かれています。

保険治療では、「コンポジットレジン充填をするには、この会社のこの種類しか使用してはいけません」と明確な決まりがあるのです。ですから、保険治療で適応外の商品を使用することはできません。

保険治療で適応できるのは、もちろん1)の平均的な歯の色に合わせたタイプです。

2)の色のバリエーションがあるタイプは、自費治療のみでしか使えません。

1)のいいところは、誰が詰めても、遠目でみれば「そこそこ綺麗に」みえる事です。
ただし、審美的に要求度が高い歯や人には向きません。近くでみると、やはり天然の歯との違いがくっきり分かります。

2)は、近くでみても本物の歯との境目がわからないくらい、美しく透明感のあるコンポジットレジンになります。しかし、使用にものすごくコツがいり、難易度が高い治療になります。何故なら、歯の部分によって光の反射加減も全く違いますし、光で照射すると、照射前と微妙に異なってくるので、詰める前に全体の硬化後のバランスを予測しなければならないからです。

このさじ加減が非常に難しく、匠のような技が必要になります。このため、ベテランの歯科医師でも自費治療用のコンポジットレジンのセミナーに出かけて学んでいるほどです。

ホワイトニングをしている方で、プラスチック(コンポジットレジン)をやり替えたい場合は、もちろんこの2)を使う治療が向いています。

ですから、ホワイトニングをする前に、コンポジットレジンをやり替える可能性がある場合は、前もって色のバリエーションが豊富なコンポジットレジンを準備しているかどうか、歯科医院に聞いておかれることをおすすめします。


歯を白くしたいけれど、ホワイトニングまではちょっと・・という方へ

歯を白くしたいけれど、ホワイトニングはちょっと面倒だし・・と思われている方は、普段の歯磨き粉をホワイトニング用の歯磨き粉に変えられるのがおすすめです。

    
ホワイトニング歯磨き粉は数多く売られていますが、日本製の歯磨き粉は薬事法の関連で漂白成分が少なく、ほとんど白くならないので注意してください。中には詐欺まがいのものも売られていますので。

確実に白くなる効果が高いものは、アメリカ製のホワイトニング歯磨き粉を使用することです。中でもスーパースマイルが定番で、特にスーパースマイルアクセラレータは単体でもかなり白くなります。当院でもスタッフが使用していますし、お客様にもおすすめしているものです。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。